格差社会

第二次世界大戦前夜の労働運動(3)

全員が「正規社員」になれた結果… 組合運動の羽根をもがれた労働者は、内務省と厚生省に監視されながら、従業者移動防止法によって、企業・工場にしばりつけられる身となった。関東軍と手を給んだ住友最高幹部の企画院次長・小畑忠良が、大日本産業報国会の…

第二次世界大戦前夜の労働運動(2)

日中戦争に突入すると、戦争協力のために労働者を大量に動員しなければならない。しかし国家総動員体制を実現するには、ますます増えるストライキや争議を押さえこまなければならない。それには争議を起こす労働組合を消滅させるのが一番である。愛知県警察…

第二次世界大戦前夜の労働運動(1)

広瀬隆著「持丸長者〜国家狂乱編」より この本,すごいです。無茶苦茶詳しく書かれて(広瀬さんはほんのエッセンスだと言ってますが),分厚い本ですが,万難を排して読まれることをお勧めします。 幕末維新編の続編ですので,幕末維新編からどうぞ。 この中…

「日本の,これから 納得してますか?あなたの働き方」の放送の傍ら

雨宮処凜がゆく!003 数日前、役所のケースワーカーの人と話をする機会があった。彼は私に、生活保護の相談に来た若者が面談中に血を吐いたことを話してくれた。家を失い、ネットカフェを転々としていた若者は結核だったという。漫画喫茶、ネットカフェで結…