2008-02-04から1日間の記事一覧

第二次世界大戦前夜の労働運動(3)

全員が「正規社員」になれた結果… 組合運動の羽根をもがれた労働者は、内務省と厚生省に監視されながら、従業者移動防止法によって、企業・工場にしばりつけられる身となった。関東軍と手を給んだ住友最高幹部の企画院次長・小畑忠良が、大日本産業報国会の…

第二次世界大戦前夜の労働運動(2)

日中戦争に突入すると、戦争協力のために労働者を大量に動員しなければならない。しかし国家総動員体制を実現するには、ますます増えるストライキや争議を押さえこまなければならない。それには争議を起こす労働組合を消滅させるのが一番である。愛知県警察…

第二次世界大戦前夜の労働運動(1)

広瀬隆著「持丸長者〜国家狂乱編」より この本,すごいです。無茶苦茶詳しく書かれて(広瀬さんはほんのエッセンスだと言ってますが),分厚い本ですが,万難を排して読まれることをお勧めします。 幕末維新編の続編ですので,幕末維新編からどうぞ。 この中…