ビーフステーキクラブ

赤い楯 下巻 最終ページの結語

 五つの大陸で起こっている悲劇、数々の島で起こっている悲劇、そしてこの日本を支配している無知、これらのことは必ずやわれわれの世代のうちに克服されなければならないものである。しかも人類はその最後の希望と絶望の狭間にあり、いまであれば夥(おびただ)しい数の市民の知恵が、それを解決できる時代を迎えている。本書はその一助になるよう祈って、また後年のための記録として、次の世代に調査が引き継がれるよう書かれたものである。

ビーフステーキクラブ」って知ってますか?
英国・ロンドンには42の貴族の集まり=クラブがあり,その中の一つのクラブの名前がビーフステーキクラブです。
会員
マーク・サイクス
アーサー・ヘンリー・マクマホン
ダグラス・ハード
アンソニー・サンプソン
エドワード・グレンフェル
キャヴェンディッシュ・ボイル
フィリップ・ズルエタ
ジェームズ・ベアード
ハーバード・ジェセル
ピーター・キャリントン
アーチボルド・フォーブス
ヴィクター・キャヴェンディッシュ・ベンティンク
アンドリュー・ノーブル
ヒュー・ルーカス=トゥース
フィッツ・ジェームズ・スチュアート
マクミラン首相

上記の人間をはじめとした19世紀以来の欧米の悪人たちの悪行を徹底的に暴露したのが,「赤い楯」です。今まで,いろいろな本を読んできましたが,「赤い楯」こそ"本”と呼ぶにふさわしいものです。赤い楯に比べたら,本屋に平積みになっているような本は全部「プロパガンダ」駄本です。
以上,赤い楯完読記念。