広瀬隆=由木 匡

広瀬隆

1980年 由木匡(ゆきただす)は「なぞの旅」という童話を出版しました(絵:ピエール・クードロワ,物語:由木匡)。
出版を記念して,八重洲ブックセンターでサイン会が行われました。由木匡は37歳の新進気鋭の童話作家で天才と呼ばれていました。しかし,由木匡は,この後「こんなことをしてる場合ではない。もっと目の前にある問題と取り組むべきだ。」と言って,広瀬隆という実名に戻りました。
広瀬隆さんの「持丸長者幕末維新編」の出版記念講演03@八重洲ブックセンターGoogleビデオ)
広瀬さんの言葉
「…,わたしはここ数年,アメリカのブッシュたちがどうしようもない人殺しをしてですね,イラクだけでない,アフガンでも人殺しをして,世界中が見守っていることで,わたしは実を言うともうこの4年ほど前から『もういいや,こんなん書いても何の意味もない,いろんなところ行って学習会してきました。だけどもういいや』と『こんな人類は死んでしまえ』と思いました。…。ほんとですよ。…。『なんにも訴える価値はないんだ,とこの生物には。』そう思っていました。けどもね,わたしはこの人(桐生悠々)にあってから考えが変わりました。…」


広瀬隆さんにぜひ,日本の総理大臣になって欲しいと思う今日この頃。