戦争案内(5)

日本に駐留する米軍の目的が書かれています。
日米安保条約は日本を守るためにある,米軍は自分を守ってくれているというプロパガンダに洗脳されたそこのあなた,よく読んでください。


ところがこのような動きは、韓国に投下されている資本にとっては、うま味が減ってしまい、利益があまり上がらないことになります。そのためここ数年前から韓国に投下した資本を引き上げて、もっとうま味のある、治安維持法によって労働者や民衆の民主化運動がまったくできないマレーシアなどに移し始めています。
 沖縄の米軍基地と、韓国との関係を見てきましたが、これは様々なスタイルは違っても、アジアのすべての国々に戦後、アメリカの軍事力が介入しているといっても過言ではないはずです。介入はしたけども失敗して親米政権・開発独裁政権を作り上げることができなかったのが中国、朝鮮民主主義人民共和国ベトナムラオスカンボジアです。
 しかし中国から台湾をもぎ取って、親米政権を作り上げて維持しています。そのほかフイリピン、マレーシア、タイ、インドネシアなどなどすべて戦後直後から、アメリカの軍事力が介入して、親米政権・開発独裁政権を作り上げています。先ほども述べましたが、軍事力によって民衆を抑圧して作り上げた政権は、軍事力によって守らざるを得ません。その軍事力の要が広大強固な沖縄の米軍基地です。したがってアメリカは、沖縄占領後沖縄を日本から完全に切り離して、永久に施政権も含めてすべて支配して日本に返還しない方針を打ち出していました。しかし粘り強い沖縄の民衆の闘いと、それに呼応した日本本土の民衆の闘いの前に、アメリカは沖縄返還を余儀なくされたのです。
 しかしアジアにおける沖縄米軍基地の特っている意味は、まったく変わっていません。

 高岩さんはマルキスト系の人なので,旧共産主義陣営国は悪く言っていませんが,アメリカ陣営・共産主義陣営のどちらにあっても民衆が,支配者により塗炭の苦しみを味わったのは同じで,国家を超えた民衆の連帯こそこれからは重要であると思います。
 沖縄返還は,当時の佐藤首相(岸信介の弟,安倍晋三の大叔父さん)が自分の政治家としての栄誉のために画策したとも言われています(佐藤首相はこのおかげでノーベル平和賞をもらっています)。本文にあるように,沖縄返還は形だけであり,現在に至るも米軍基地は存在し続けています。沖縄の人たちは日本に戻れば,当然米軍基地はなくなると思っていました。また,このときに日本政府は裏金を含めた莫大なカネをアメリカに与えているのですが,それが現在の「思いやり予算」につながっているそうです(「沖縄密約―「情報犯罪」と日米同盟」 西山 太吉

現代の銀行業は詐欺