中央銀行などなくてもちっとも困らない

現状のあり方にはいろいろ問題はあるだろうけれど,いくらなんでも中央銀行をなくすなんて経済が大混乱してありえないだろう
と現代の「奴隷」の人々は言うんでしょうね.
中央銀行なんて人類の歴史から言えば,ほんのつい最近できたシステムであって,資本主義の本家=米国でもまだ100年経過していません(1913年連邦準備制度=FRS創設).

さらに重要なことは,米国の昔の政治家(現在のように,金融資本家の奴隷と化した政治家または,金融資本家そのものが政治家になる前)は,中央銀行システムは国家の脅威であるとはっきり自覚していたことです.

中央銀行システムは,金持ちがさらに金を儲けるための道具として作り出したものです.
「貧乏人もそれなりに生活できればそれでいいんでないの〜〜?」
という考えもあるでしょうし,わたしもつい最近まではそう思っていました.
しかし,中央銀行システムこそ大戦争の原因であることを知ってからは,このようなシステムは絶対になくさなければならないと悟るようになりました.第三世界の人々が命まで奪われるほどに収奪されている原因も多くは中央銀行システムのせいです.
1913年に,FRSが創設されて,そのわずか2年後の1915年に米国が第一次世界大戦に参戦したのは象徴的です.仮にFRSが創設されていなかったら,膨大な戦費の負担の懸念から米国は参戦していなかったでしょう.


「戦争反対」,「格差拡大反対」,「労働法制改悪反対」,「環境破壊反対」,…といろいろ民衆の抵抗はありますが,個別撃破では埒が明かなくなってきたのが現在の「グローバル化」の時代です.
権力に対抗する市民運動,労働運動をやっている人でも,現在の問題の真の原因が中央銀行システム(さらに言えば金利をつける,金利を取る銀行業そのものの欺瞞性)にあることに気がついている人はほとんどいないでしょう.(raibowring-abeさんはその数少ない一人です)

一人でも多くの方が,中央銀行の(なんの裏づけもないのに銀行券を大量発行できる)インチキに気がついて,周りの人に「おかしいぞ」と囁いていただくことを希望します.

「真実はじわじわと広がる」

現代の銀行業は詐欺